散歩って犬にとってなんだろう?
皆さんは犬の散歩に対して、どういう認識をもっているでしょう?
できればしたほうがいいんだろうけど、しなくても
死ぬわけじゃないし、そんな超重要なものかしら?
散歩をほとんどしない飼い主さんの認識は、
こういう感じではないかと思います。
社会化が大事~っていうけど、別にドッグランには
行く気ないし、動物病院でも問題ないし、
かえって散歩したいよ~ってせがまれても困っちゃう・・・
だから習慣的に散歩はしたくない。
こういう考えもあるような気がします。
ドッグホテルをしていて思うのは、散歩は犬にとって
単なる運動ではない、という点です。広いお庭があって、
いつでも自由にそこに出られるとしても、犬は満足しません。
犬にとって散歩は社会との接点であり、情報収集の場であり、
気晴らしであり、楽しみであり、運動でもあり、さまざまな
要素を持つ最高の「娯楽」ではないかと、私は思います。
そう考えるようになったのは、長期でお預かりしたワンちゃんが、
ストレスから鼻を敷物にこすりつけて鼻先をすりむくようになった
ことがきっかけでした。
毎日少し早めの速度で2回の散歩をさせ、排泄もさらに2回
させて、十分運動はさせているつもりだったので、これ以上
どうしたらよいのか、まじめに考えてみました。
そのワンちゃんは、年齢的にはすでに老犬の域で、散歩は
とにかく匂いをかぐことに専念したいタイプ。
オス犬は匂いをかがせるとマーキングに繋がるので、
私は極力嗅がせないようにしてきました。
でもこの子が本当にしたいのは、思う存分あちこちの匂い
を嗅いで、ぶらぶら歩くことなんじゃないだろうか?!
そう考え付き、その後は毎回同じ時間でもゆっくり歩いて、
匂いを嗅がせ、オシッコをかけても大丈夫な並木道を
散歩通りとして選んだところ、鼻をこすりつける行動は
見られなくなりました。
私の犬たちは、匂いをそれほど嗅がせなくてもよく、
ただ歩くより、自由運動で走り回らせることが、一番のストレス
解消のようなので、何がいいのかは個体差があると思います。
人間がテレビを見たり、新聞を読んで外界の情報
を得たいという欲求を感じる、あるいは映画を見たり、
本を読むことが娯楽であるように、犬も散歩は犬生の娯楽
なのだと、私は思っています。
運動の欲求も、匂いを嗅ぎたい欲求も、単に外の刺激が
好きだという欲求も、犬にとっては大事なもの。
自分の犬がどんな欲求をもっていて、どういう散歩をするのが
合っているのか?
与える餌をチョイスするように、愛犬との散歩内容を考える
ことも、飼い主の役目でははないでしょうか。
でもこれは、とても楽しい役目だと思います、犬との散歩、
ぜひ見直してみてくださいね。
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